EVA ROSENSTAND社はクララ・ヴェーヴァによって1890年コペンハーゲンで創立された刺繍会社です。その後1940年にクロスステッチを手掛けるROSENSTAND家に引き継がれ一般的には、「EVA ROSENSTAND」(エヴァ ローゼンスタンド)と呼ばれています。 クララ・ヴェーヴァは、若いころは、レース編(Hedebo embroidery)をおしゃれな上流階級の人々の教えていました。しかし、1903年に、デンマークの有名な芸術家達からデザインコレクションを手に入れたことがきっかけで、刺繍の店を始めました。彼女は当時の芸術作品をモチーフにした独自の作品を増やしていったのです。 1940年にはクララ・ヴェーヴァの作品はクロスステッチの流通を手掛けていたローゼンスタンド家に引き継がれます。それからさらに多くの新しい芸術作品がコレクションに追加されていったのです。EVA ROSENSTAND社は未だに家族会社のままですが、すでに三代目となった現在、世界中にその作品を提供するようになっています。 |
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当時の事情について、あまり資料はありませんが、私の手元に「デンマーク刺繍展」のパンフレットがあります。そのパンフレットにデンマーク刺繍について書かれた部分があるので、紹介しておきます。 |
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『産業革命でテキスタイルが一番始めに機械化されていき、外国からもマスプロの製品が大量に輸入されてくるのだが、建築家のトーバルド・ビネスボルや仲間の画家ピーシー・スコゴー、コンスタンチン・ハンセンらは、新しい(現代建築)に似合ったテキスタルアートを創造していく。 まず彼らのした活動の一つは、コペンハーゲンに自分たちのグループの手によって刺繍の専門店を開いたことである(1873) これは、当時マスプロダクションによる刺繍が支配的であったことに抗した、彼らの活動であった。 つづれ織(フレミッシュ織)の盛んな地域ではタペストリーが織り始められた。スウェーデンやノルウェーの影響によって、テキスタイルアート=タペストリーという考え方が一般的であったから、織物はもっぱらタペストリーが作られ、品質も国際的レベルに達していた。前述のデンマークの最初の刺繍店も、1903年にはそのコレクションの大半を工芸博物館とクララ・ヴェーヴァ(1890年創立)に売り、グループの人々はフレデリックボー城のための大きなタペストリーの制作にかかったり、火災で焼失した17世紀のゴブラン織を再生することに情熱を燃やす、といった具合に、織物も刺繍も新しい時代の波の中で、さまざまにチャレンジしていった様が見てとれよう。』 (デンマーク刺繍展 60周年記念 朝日新聞社より引用) |
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このような歴史的背景をもつEVA ROSENSTANDは、芸術作品を刺繍作品へと生まれ変わらせることに喜びを見いだしいます。それは、様式美を追求する、手工芸ギルドとは趣が異なっています。 FINE ART(すばらしい絵)を刺繍にするというコンセプトのもと、クララ・ヴェーヴァーの繊細で非常に美しいデザインをベースにモダンアーティストのデザインを加え現在に至り、100年以上の歴史を、誇ります。 |
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